男性も、肌荒れや乾燥が気になってくると本格的に考え出す「スキンケア」。
しかしいざ始めようと思っても、
- 何をすればいいかわからない
- タイミングや順番がわからない
- 自分の肌悩みにあうアイテムが選べない
上記のように困ってしまうメンズも多いですよね。
そこでこの記事では、初心者向けに「メンズスキンケアの基本」をわかりやすく解説しました。
記事を読めば「正しいスキンケアのやり方」と「失敗しないアイテム選びの方法」がばっちりわかります。
せっかく自分磨きをはじめても、まちがったスキンケアでは肌の状態が悪化してしまうケースもあり注意が必要です。
基本のスキンケアをただしく知って、清潔感のあふれるキレイな肌へ整えていきましょう♪
ハダミス
年間30種以上の化粧品をためす「メンズコスメ」の専門家。スキンケアマイスター・美容薬学検定1級などの資格を持つ。プロフィール詳細
(メンズ)スキンケアとは「肌悩みを防ぐためのお手入れ」
スキンケアとは、健康で美しい肌をたもつためのお手入れです。
肌を清潔に整えたり、必要な「油分」や「水分」を補給してあげる。また、紫外線による刺激から皮膚を守ることなどが一般的ですよね。
洗顔や化粧水・日焼け止めがそうですね。
以下のような肌悩みを防ぐために、とてもとても重要なケアになります。
- ニキビ・肌荒れ
- 乾燥
- 毛穴目立ち
- テカリ・ベタつき
- シミ・シワ
- などなど……
スキンケアと似たような名前で『エイジングケア』と呼ばれるものも。
これは「年齢に応じたお手入れ」という意味で、年を重ねることで起きやすい肌悩みのケアを指すケースが多いです。
ひどい乾燥やハリの低下・くすみなどが一般的ですね。
男性にもスキンケアは必要不可欠
「でも男性にもスキンケアって必要なの?」そう疑問に思うメンズもいるでしょう。
たしかに男性は化粧もしませんし(最近ではメンズメイクもありますが)、なんとなくスキンケアが必要ないと感じるかもしれませんね。
しかし結論からいうと、スキンケアは男女関わらず必要です。
肌質だけでいえば、むしろ女性よりも男性の方が必要なくらいだよ。
男性の肌には、水分がすくない・しかし皮脂(ひし)は多いという特徴があります。
「混合肌」なんて呼ばれ方もしますね。
皮脂とは「肌をまもる大切なバリア」です。
しかし皮脂が多すぎると、ニキビやテカリ・匂いなどのトラブルを引き起こしてしまいます。
また水分量はすくないため、表面はテカっていても内部は乾燥していたり……複雑な状態にもなりやすいんです。(インナードライ)
男性は肌のバランスが悪いので、いろんなトラブルが起きやすいんですね。
さらに、「紫外線による影響」も男性にスキンケアが必要な理由の1つだよ。
日光を浴びることで、「光老化(ひかりろうか)」と呼ばれる現象が起きます。
年齢による肌の衰えはなんとなくイメージできますよね。おじいちゃん・おばあちゃんになると、シワやシミが増えると思っている人も多いはず。
しかし、実は年齢による肌への影響は20%ほどしかありません。肌の老化の80%近くは「紫外線」によって起きていたんです。
上記の画像は1つのシミュレーション画像ですが、紫外線の肌への影響がよくわかるかと思います。
日光は男女関係なく浴びるものなので、この点においてもやはりスキンケアは必要ですね。
スキンケア不足は肌悩みに直結します。すこしずつでもケアしていくことで、肌に大きな差がつくことを覚えておきましょう。
各スキンケアの必要性は、以下の記事でもくわしく解説しています。
※ 宮本久喜三 長期皮膚老化調査から得られた皮膚の光老化の特徴および老化防御対策について 日本香粧品学会誌 41巻 3号 p188-195(2017)
メンズスキンケアはいつから?できれば10代から始めたい
スキンケアをいつから始めるべきか悩む学生もいると思います。
結論からいうと、スキンケアはなるべく早くはじめるのが1番です。
「中学生」や「高校生の男子」も積極的に行いたいですね。
年齢に関係なく、紫外線の影響を受けますしね。
それに、思春期は「皮脂の量」がグッと増えるタイミングなんだ。
皮脂の量は増える一方、水分量は年齢とともにドンドン減少します。
肌のバランスがくずれることもあり「ニキビ」や「乾燥・毛穴」などの悩みも多くなる時期です。
このタイミングで洗顔や保湿を見直してあげるのは効果的でしょう。
もちろん、大人の男性も遅すぎるということはありません。
肌は日々「乾燥」や「紫外線」によるダメージを受けています。
ボロボロになってから後悔する前に、なるべく早くスキンケアに取りくんであげたいですね。
学生のスキンケアについては、別記事でくわしく解説しています。
やり方やおすすめアイテムはもちろん、スキンケアに関する「男子・女子へのアンケート調査」もまとめているので参考にしてみてください。
各スキンケアの役割・目的
続いては、各スキンケア(化粧品)の役割をかんたんに解説します。
化粧品の「違い」や「効果」をざっくりと知っておけば、ムダなアイテムを買うことも防げます。
ちなみに、スキンケア用品や化粧品のことは「コスメ」なんて呼び方もするよ。
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液(保湿液)
- クリーム
- 日焼け止め
- 美容液
- パック・マスク
- オールインワンジェル
もちろん、この8つすべてを使うわけではないので安心してくださいね。
1.「洗顔(洗顔料)」は汚れを落とし肌トラブルを防ぐ
みんな知ってるスキンケアの超基本ですね。
洗顔料は、ニキビや毛穴目立ち・匂いなどのトラブルを防ぐものです。
古くなった「皮脂」や「角質(かくしつ)」などの汚れを落とします。
ちょっと変わった洗顔料としては「スクラブタイプ」や「酵素洗顔料」なんかもあるよ。
洗浄効果が高いので、毛穴汚れや肌のざらつきには頼もしいアイテムですね。
ただし肌への負担も気になるため、もしスクラブや酵素洗顔を使うなら以下のように活用するのがおすすめです。
- 毎日ではなく週1〜2回使う
- 汚れが気になった時にだけ集中して使う
普段使いには別のアイテムを用意して、酵素やスクラブ入りは特別な洗顔として使用するのがいいでしょう。
洗顔料のくわしい選び方は「人気のメンズ向け洗顔料おすすめ5選」で解説しています。
2.「化粧水」は保湿成分で肌の水分をつなぎとめるもの
化粧水は、肌に水分をあたえうるおいを保つためのスキンケアです。(保湿)
「トナー」や「ローション」という名前で呼ばれることもありますね。
ほとんどが水と保湿成分で出来ています。
化粧水のテクスチャー(質感)。右はジェルタイプ
乾燥は単純にカサつくだけでなく、肌荒れやハリの低下・シワにもつながる肌の大敵。
化粧水はとても重要なスキンケアの1つになります。
乾燥しない男性だと使わなくても大丈夫ですか?
脂性肌(しせいはだ)の男性でも、化粧水によるスキンケアはするべきなんだ。
洗顔をすると、肌のバリア機能である「必要な皮脂」もいっしょに落としてしまいます。
普段は皮脂が多いオイリーな男性も、洗顔後は乾燥しやすくなるんですね。
また男性は肌の水分量がすくないので、表面的にはオイリーでも内側は乾燥しているケースも多いです。
中の乾燥をおさえようとして、皮脂が余計にドバドバ出てしまうケースもあるんですね。
オイリーな男性の場合でも、洗顔のあとは化粧水によるスキンケアをおこなってあげましょう。
化粧水のくわしい選び方は「コスパ最強のメンズ化粧水おすすめ5選」で解説しているので参考にしてみてください。
3.「乳液(保湿液)」は油分をあたえて蒸発を防ぐもの
乳液とは、肌に油分をあたえて水分を逃さないためのスキンケア。
化粧水と乳液の2つをあわせて「保湿ケア」と呼ぶことも多いですね。
化粧水1本では乾燥を防ぎきれないので、乳液の油分で膜を張ってサポートしてあげます。
化粧水1本ですませてしまうメンズも多いですが、なるべく乳液もセットで使ってあげましょう。
ただし油分がふくまれるため、商品によってはベタつくものもあり注意が必要です。
油分がすくなめなサラッとした乳液を「保湿液」という名前で販売しているメーカーもあるよ。
左が「乳液」、右が「保湿液」
ベタつきによるストレスがなくて、男性には使いやすいアイテムかもしれませんね。
オイリーな男性にとって、乳液選びは失敗しやすいポイントの1つです。
別の記事で「メンズ向けのおすすめ乳液と選び方」を解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
4.「クリーム」は乳液と同じ役割の保湿アイテム
クリームとは、肌に油分をあたえて水分を逃さないためのスキンケア。
基本的な役割は「乳液」とおなじですね。ただし、乳液よりも油分が多いのが特徴です。
水分がすくなく、半固形タイプのクリームもありますね。
しっとり感は高いですが、乳液以上にベタつきやすいものが多く男性にはやや使いにくいアイテムかもしれません。
乳液を使うなら、基本的にクリームは使わなくて大丈夫ですよ。
「シワ改善クリーム」のように、スペシャルケアとして使うならまた別だけどね。
基本のスキンケアとして選ぶなら、男性は乳液を使う方が失敗しにくいはずです。
「超乾燥肌の男性」で、乳液を使っていて保湿力に不安を感じたらクリームの使用も考えてみるといいでしょう。
5.「日焼け止め」は紫外線による肌の老化や乾燥をまもる
日焼け止めは、紫外線から肌を守って「日焼けや老化・乾燥」を予防するアイテム。
将来肌がボロボロになってしないために、若いうちから積極的に取り入れるべきスキンケアです。
日焼けが気にならない男性でも、肌のためには絶対に使ってあげるべきなんですね。
日焼け止めには「SPF」「PA」といった数値があって、紫外線への防御効果をあらわしています。
しかし単純に強ければいいわけではなく、シーンで使い分けるのが大切になります。
また日焼け止めはベタつきやテカリが気になる商品も多いです。乳液のように、アイテム選びですこしつまずきやすいスキンケアですね。
失敗しない選び方は「メンズの日焼け止めおすすめ5選」で解説しているのであわせて参考にしてみてください。
6.「美容液」は特定の肌悩みにアプローチするアイテム
美容液とは、保湿や美白などの「美容成分」を多くふくんだスキンケアです。
下記のように特定の肌悩みにアプローチするアイテムが多いですね。
- シワやシミ
- 肌のハリの低下
- 毛穴目立ち
などなど……
洗顔や保湿のような基本のスキンケアとは別なので「スペシャルケア(特別なケア)」とも呼ばれます。
最近ではシワの改善効果を認められた薬用美容液などもあったり、コンプレックスに悩む男性には頼もしいアイテムでしょう。
ただし、まずは基本のスキンケアをしっかりと行うことが大切です。
せっかくいい美容液を使っても、基本のケアができていなければ十分な効果は得られないよ。
これ以上肌悩みを悪化させないためにも、まずは基本のスキンケアをしっかり行うべきなんですね。
スキンケアに慣れていない男性が、1度にあれこれ始めるのは大変です。お金も手間もかかりますし、挫折するリスクも上がります。
基本のスキンケアをしっかり見直して、余裕ができてから使用を考えましょう。
7.「パック・マスク」は美容成分をたっぷりふくんだスペシャルケア
パック(マスク)は、美容成分を多くふくんだスキンケアです。
美容液や化粧水をたっぷり染み込ませたアイテムだと思ってもらえばOKですね。
しっとり気持ちいいので、リラックス効果なども見込めます。
こちらもスペシャルケアなので、スキンケア初心者はとりあえずスルーしてOKです。
8.「オールインワンジェル(ゲル)」は各スキンケアを1本にまとめたもの
オールインワンジェルとは、各スキンケアを1つにまとめたアイテムです。
スキンケアが1本で済むため「めんどくさくない」「費用が抑えやすい」というメリットがあります。
一般的には、以下の3つの機能をあわせもったアイテムが多いですね。
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
おてがるな反面、やや中途半端になってしまいやすいアイテムではあります。
本来は別々で使うものなので、1本ですませるのはやはり効果が分散されますよね。
「肌の調子」や「季節」による使い分けがしづらいのも欠点だね。
肌悩みがある男性は、なるべく化粧水や乳液を分けて使いたいですね。
ただし「疲れてめんどくさい日に使う」「乾燥のすくない夏場だけ使う」など、上手に取り入れるならOKだと思います。
オールインワンジェルの上手な選び方は「すべて3,000円以下!メンズオールインワンおすすめ5選」で紹介しているので参考にしてみてください。
【初心者でもかんたん】メンズスキンケアのやり方基本の3ステップ
ここからは、メンズスキンケアのくわしいやり方を解説します。
初心者の男性がまず行うべきは「基本の3ステップ」です。
- 洗顔
- 保湿
- 日焼け止め
スキンケアの種類はほかにもたくさんありますが、特に大切なのがこの3つです。
今スキンケアができていない男性は「基本の3ステップ」をただしく行うだけでも美肌にグッと近づくはず♪
実際の順番に沿って見ていきましょう。
ステップ1.洗顔で汚れを落とす
1日2回、どちらも洗顔料をつけて顔を洗います。
男性は皮脂が多く、なにもつけないと洗浄不足になりやすいです。また3回以上の洗顔は肌の負担になるので注意しましょう。
長くなるのでここでは省略しますが、くわしい理由は「男性のベストな洗顔回数は?データをもとに徹底科学」で紹介しています。
肌悩みを防ぐ「洗顔のコツ」は以下の3つです。
① しっかり泡立てる
- テニスボール1個分を目安に
- 洗顔ネットを使えばかんたん
- 100円均一のネットでもOK
② こすらず洗う
- 手が顔にふれないように
- 弾力のある泡ならかんたん♪
- 泡で出るタイプはゆるいものが多いので△
③ ぬるま湯ですすぐ
- 32℃くらいが目安
- お湯も水も肌の負担になる
上記3つのポイントをまもれば、肌に負担のかかりにくい洗顔ができるようになります。
泡立てずにゴシゴシ洗いをしたり、水やお湯で洗顔しているメンズは気をつけたいですね。
洗顔については、「メンズ版:正しい泡洗顔の方法5ステップ」でもさらにくわしく解説しています。
ステップ2.保湿で肌のうるおいをまもる
ステップ2の「保湿」は、基本的に2つのアイテムで行います。
- 「化粧水」による保湿ケア
- 「乳液」で肌にフタをするケア
1.化粧水による保湿ケア
洗顔のあとに、まずは化粧水をつけます。(髭を剃るときはシェービング後につけましょう)
「各スキンケアの役割」でも解説したように、化粧水は肌にうるおいをあたえ・水分をつなぎとめるアイテムですね。
化粧水は以下の手順でつけましょう。
- 洗顔の後タオルで顔をふく
- 化粧水を適量手にとる
(500円玉くらい) - 手のひらで化粧水をのばす
- 顔を包み込むイメージでなじませる
- こまかい部分は指先を使って2度づけ
(目元や口のまわりなど)
肌の刺激になるので、顔をパンパン叩く・こするという方法はNGです。
むずかしく考えなくてもOKなので、ふわっとやさしくなじませてあげることを意識しましょう。
よりくわしくは「男性のためのただしい化粧水の使い方」で画像つきで解説しています。
2.乳液で肌にフタをするケア
化粧水のあとは「乳液」をつけます。
うるおいが逃げないように、油分で肌にフタをしてあげる役割ですね。
乳液は以下のステップでつければOKです。
- 化粧水がなじむまで待つ(2〜3分)
- 乳液を適量手にとる(10円玉くらい)
- 手のひらで乳液をのばす
- 顔を包み込むイメージでなじませる
- こまかい部分は指先を使って2度づけ
(目元や口のまわり)
手順は化粧水とほぼおなじです。
ただし油分がふくまれるため、つけ過ぎるとベタベタしやすいので気をつけましょう。とくに皮脂の多い「鼻やおでこ(Tゾーン)」には注意ですね。
よりくわしくは「3ステップでかんたん!メンズのための乳液の使い方」で解説しています。
化粧水1本ではやはりダメですか?
乳液も使うべきだけど、スキンケア初心者はとりあえず1本ではじめてみてもOKだよ。
もちろん乳液も使った方が良いのですが、2本使いは手間もお金もかかってしまいます。
化粧水1本でも、効果がまったくないわけではありません。
すこしスキンケアに慣れて、余裕が出たら乳液を使うというステップでもOKです。
まずは始めること・そして無理なく続けることが美肌への近道です♪
ステップ3.日焼け止めで紫外線からガード
仕上げに「日焼け止め」を塗ります。
スキンケアをしている男性でも、洗顔と保湿だけですませてしまっている人も多いです。
しかし将来の肌を考えると、日焼け止めは1番重要なスキンケアだと言えます。
将来といっても、早ければ「20代」から紫外線による影響(シワやシミ)は出てくるよ。
日差しの強い夏場はもちろん、ほかのシーズンでもなるべく日焼け止めを使ってあげましょう。
日焼け止めは、基本的に以下の手順で使います。
- ボトルをよく振って混ぜる
(不要なものもあり) - 1円玉サイズを手に取る
- 顔の5つのポイントにわけて置く
(おでこ・鼻の頭・あご・両頬) - 全体に塗り広げる
- もう1度同じ量を塗る
日焼け止めによる効果を出すためには、しっかりと量を使うことが大切になります。
よりくわしくは「メンズ版・日焼け止めの正しい使い方」で解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
また、日焼け止めはベタつきやテカリが出やすいアイテムも多いです。とくにオイリーな男性は、サラッと使える日焼け止めを選びたいですね。
補足:スペシャルケアの順番や方法
基本のスキンケアは以上ですが、スペシャルケア(美容液やパック)の手順も補足しておきます。
そもそも顔につけるスキンケアは、以下の順番で使うのが一般的です。
- サラッとしたもの
- しっとり(コッテリ)したもの
※日焼け止めなど例外もあります
比較的サラッとしている「パックや美容液」は、化粧水のあとのタイミングで使うものが多いです。
ただし、ポイントで使うコッテリ系の美容液なんかは乳液のあとに使います。くわしくは各商品に書いてある説明をチェックするのが1番ですね。
スペシャルケアの使い方は「目的」や「使う場所」によっても大きく違います。
1度にたくさん覚えるのも大変ですし、くわしい使い方はここでは省略します。
まずは、3つの「基本のスキンケア」を覚えることが美肌への近道ですよ。
初心者のためのスキンケアアイテム選びのポイント(男性版)
「洗顔や化粧水ってどうやって選べばいいの?」
疑問に思う男性も多いと思うので、スキンケア選びでとくに大切なポイントをピックアップしました。
- 肌悩みにあわせて選ぶ
- 使用感の好みにあわせて選ぶ
- 無理なく続けられる価格で選ぶ
- コスパは大切だが安さだけでは決めない
- 「ミニサイズ」や「返品システム」を活用しよう
こまかい成分面については、普通の人が見極めるのは大変です。
「パッケージ」や「公式サイト」に大まかな特徴が書いてあるので、まずはそちらを参考にしてみるといいでしょう。
「有効成分でニキビを防ぐ」とか、「ヒアルロン酸でしっかり保湿」みたいに書いてますよね。
実際の使用感は、口コミやレビューも参考にすると失敗がすくないよ。とくに「ベタつき」がないかには注目だよ。
ちなみに、男性用・女性用どちらのスキンケアを使ってもOKです。
ただし男女では肌質が違うため、基本は男性用のアイテムからさがす方が失敗しにくいでしょう。
以下の記事では、各スキンケアごとによりくわしい「選び方」や「おすすめ商品」も紹介しているので参考にしてみてください。
初心者におすすめなメンズスキンケアブランド3選(おためしセットあり)
初心者も使いやすい、とくにおすすめなメンズスキンケアのブランドを3つピックアップしました。
また、この3つとは別に「よく名前が出る各スキンケアメーカーの特徴」も解説しています。
あわせて参考にしてみてください。
はじめてのスキンケアで迷ったら、この中から選べばまちがいないよ。
「洗顔・保湿・日焼け止め」。まずは基本の3つをそろえましょう。
もちろん、金銭的にむずかしい人は1度にすべてそろえなくてもOKです。
「まずは化粧水だけ」といった感じで、無理のない範囲ではじめてみましょう。
またオルビスや資生堂メンでは、お得な「おためし用のスキンケアセット」も用意されているので活用するといいですね。
1.オルビスミスター
スキンケア初心者にいちおしな「オルビス ミスター」
全体的にさっぱり使えつつ保湿面も充実している、バランスが良いブランドです。
2ステップなら1日あたり「約65円」でスキンケアができるため、コスパも高いですね。
若い男性でも無理なく続けられるでしょう。
- アルコール
- メントール
- 香料
上記の成分も無添加なアイテムが多く、敏感なメンズが手に取りやすい点もメリットですね。
そしてオルビスは、公式オンラインショップなら「30日間」は返品ができるんです。
肌トラブルはもちろん、使用感が好みにあわなかった場合でも対応してくれるよ。
返送料もオルビスが負担してくれるので、30日間は実質無料でためせるんですね。
お金をムダにする心配がほとんどないので、初めてのスキンケアで不安な男性も安心して使えます。
洗顔・化粧水・クリームが入った、980円のおためしセット
\980円のおためしセット/
※おためしセットは数量限定です
ちなみに、同メーカーのニキビ*ケアブランド「オルビスクリアフル」
男性用ではありませんが、メンズの肌にもかなりマッチします。
別記事で「オルビスクリアとミスターをくわしく比較」しているので、肌荒れに悩む男性はそちらも参考にしてみてください。
2.uno(ウーノ)
身近な実店舗で買いたいメンズにおすすめなのが「uno(ウーノ)」
安いドラコスとしてはクセがすくなく、使用感の良いアイテムが目立ちます。香りもさりげなく、メントールやスクラブが非配合のアイテムも多いですね。
この低価格帯のブランドでは頭1つ抜けている印象です。
ただし、アイテムによってはメントールが痛いほど強力だったりするので注意しましょう。
すべてのアイテムがおすすめというわけではないんだ。
3.資生堂メン
美肌をめざす大人の男性におすすめな
メーカーは資生堂で、高級感のある大人向けの本格ブランドといった感じですね。
使用感が抜群に良く、リッチなデザインや香りにはうっとりします。スキンケアを「めんどくさい」から「楽しみ」に変えてくれるブランド。
デメリットはやはり価格面でしょう。
手が出ないほど高級ではありませんが「オルビス」や「uno」とくらべると正直コスパは悪いです。
エイジングケア*向けの商品が充実していることもあり、金銭的に余裕がある30代・40代・50代くらいのメンズにぴったりなデパコスでしょう。
※エイジングケア=年齢に応じたお手入れ
\30日間の返品システムで安心/
別記事では「資生堂メンとオルビスミスターをくわしく比較」しているのでそちらも参考にしてみてください。
また、3つのブランドとは別に「よく名前が出るスキンケアメーカー」についてもまとめています。
「使用感」や「特徴」をザックリとまとめたので、興味がある人は以下をタップしてチェックしてみてください。
そのほかのメーカー・ブランドも見る
【Q & A】スキンケア初心者の男性によくある疑問
スキンケアに慣れていない男性が感じがちな疑問をピックアップしました。
「Q & A 方式」で紹介しているので、気になる部分をタップしてモヤモヤを解消しましょう♪
Q.化粧品はメーカーを揃えるべき?
揃える方がおすすめです。
いわゆる「ライン使い」ですね。
各ブランドではコンセプトが違うので、適当に組みあわせると肌悩みへのアプローチがブレてしまう場合があります。
また、ライン使いにより「使用感」や「効果」がより高められるケースも多いです。
バラバラに使っちゃダメというわけではありませんが、できれば揃えたいですよね。
とくに「化粧水」と「乳液」は揃えてあげると、使用感や香りの面で失敗しにくいかと思います♪
Q.アルコールってよくないの?
アルコール(表記はエタノール)は、悪者というわけではありません。
「防腐」や「清涼感」など多くのメリットがあるので、色々な化粧品に使用されているんですね。
肌にあわない男性はさけるべきですが、そうでなければ変に苦手意識を持つ必要はないでしょう。
Q.どれくらいで肌に変化が出る?
明確には言えませんが、すこし長い目で見てあげましょう。
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は「約28日間」です。大きな変化を期待するなら、最低でもこの期間は必要というわけですね。
また、そもそも化粧品は薬ではありません。体に負担が掛からないようにゆるやかに効果を出すものなんですね。
早く成果を出したい気持ちはわかりますが、焦らずにすこし長い目で見て判断してあげてください。
Q.コスメに使用期限ってあるの?
未開封の場合は、製造から「3年」が使用期限として一般的です。
ただ、3年以上品質を保てる化粧品だとそもそも製造日を記載する義務がありません。
そのため製造日が書いていないケースも多いので覚えておきましょう。
開封後はむずかしいところですが、1年以内には使いきりたいですね。空気にふれることで劣化しますし、清潔さも保ちにくいでしょう。
Q.スキンケアのどこにお金をかけるべき?
むずかしい質問ですが、個人的には「保湿と日焼け止め」でしょうか。
初心者がまずそろえたい基本のスキンケアですし、金額による使用感の差も出やすいアイテムだからです。
Q.化粧品で肌が赤くなることがある…
成分が合わずに「アレルギー反応(感作:かんさ)」が出ているのかもしれません。
普段は大丈夫でも、体調によって反応が出ることもあります。
ひとまず、反応が出た化粧品の使用を中止しましょう。もし症状がひどければ、かならず皮膚科で相談してください。
もし新しいスキンケアをためす場合も、肌が落ち着いてからにしましょう。
Q.季節ごとにスキンケアは変えるべき?
ぜひ変えてあげましょう。
冬と夏では、温度や湿度が大きく違います。
1年中同じスキンケアをしてしまうと、「ベタベタしてストレスに感じる」「逆に保湿不足で乾燥してしまう」という状態になりがちです。
- 夏はサラッと使えるものを選ぶ
- 冬はやや保湿力の高いアイテムに変える
などなど、あなたの肌と相談しながらぜひアイテムも入れ替えてみてください♪
【初心者のメンズスキンケアまとめ】まずは基本の3ステップで美肌に近づこう
以上、初心者の男性に向けてスキンケアの基本をくわしく解説していきました。
長くなったので、最後に大切なポイントをまとめます。
肌悩みがあると、鏡を見るたびに気になってしまいますよね。人に顔を見られるのも嫌になって、ついうつむいてしまう人もいるかと。
しかし、適切なスキンケアを続けてあげれば肌は確実に良い方向へ変化していきます。
まずは基本の3ステップを見直して、鏡を見るのが楽しみになるよう清潔感のある肌にととのえていきましょう♪
当サイト「ハダミス」では、男性に向けてスキンケアのやり方やおすすめコスメを紹介しています。
肌悩みを解消するために、ただしいスキンケアをいっしょにしていきましょう。